9/25~30で収穫。ステンレスタンクにて35日かけて発酵、30日かけてMLF。フレンチオークの500L樽と20HLの大樽で半量づつ24ヶ月熟成。ステンレスタンクで合わせて6ヶ月後にボトリング。瓶熟18ヶ月以降でリリース。程よいパンチのあるアタック。ビターチョコやイチジクの様な香り、粘りのある果実のエキス。タンニンは細かく、力強い印象を与えるが、喉ごしが良く、滑らかさも感じる。アルコール度数15%という数値を感じさせない気品も備わる力作であろう。
Agostina Pieri(アゴスティーナピエリ)は、元々小さなブドウ農家であったピエリ家にて当主の亡き後、娘達により独自のカンティーナとして成立し、その仕事をエノロゴ(醸造家)フランチェスコ・モナチ氏に委ねてスタートした新しい造り手です。そのワインは伝統的なモンタルチーノのワイン、即ち大樽を使った長期熟成に耐えうる力強いブルネッロを意識しつつも、素直なフルーツの味わいと香り、のど越しの良さを求めた現代的でコシのあるワインに仕上がっています。