三つの区画から9/23~10/1にかけて葡萄を収穫。ステンレスタンクで25日かけて発酵、30日かけてマロラクティック発酵、ローヌ産の樽で半量を12か月、フレンチオーク樽で半量を2か月熟成し、その後タンクで合わせて5か月後にボトリング。ここ数年で最もバランスに長けた仕上がり。程よい酸味を感じつつ、やわらかでボリュームに走らないタッチの果実味が特徴。ふくよかさもある、渾身の1本。
Agostina Pieri(アゴスティーナピエリ)は、元々小さなブドウ農家であったピエリ家にて当主の亡き後、娘達により独自のカンティーナとして成立し、その仕事をエノロゴ(醸造家)フランチェスコ・モナチ氏に委ねてスタートした新しい造り手です。そのワインは伝統的なモンタルチーノのワイン、即ち大樽を使った長期熟成に耐えうる力強いブルネッロを意識しつつも、素直なフルーツの味わいと香り、のど越しの良さを求めた現代的でコシのあるワインに仕上がっています。